地球社会貢献活動

地球社会貢献活動

5つの取り組み

自然の恵みを
生かした有機農法

地域社会への貢献(清掃活動)

太陽光発電装置

ウッドボイラー

自然の恵みを生かした有機農法

生長の家河口湖練成道場では昨年(2024年)から、10年以上、無農薬有機栽培の経験を持つ方から畑の指導を受けていて、大地にも、土壌に生息する生き物たちにも、そして人にも“優しい”農法で農作物を育てています。

道場のひまわり

化学肥料を使わないため、自然の力を使った土作りが大切で、5年計画で土壌改良を行っています。そこで昨年(2024年)は、畑に「ひまわり」と「大豆」を植えました。

畑の大豆
ひまわりは、土壌の栄養分を吸収する性質があり、また花が咲くと畑が華やかになり、見る人を楽しませ、また多くの昆虫たちが集まってきます。
ひまわりの裁断
ひまわりが枯れた後、茎や葉を裁断して畑にすき込むと土壌に枯れた枝葉(有機物)が入り、5年程度で土がフカフカに変わっていくのだそうです。
ひまわりのタネ採取
また、大豆には、栽培期間中、空気中の窒素を根に蓄える性質(根粒菌)があるそうです。大豆が生育している間に枝葉を刈り取り、小さく裁断し、枯れたタイミングで土に「すき込み」をすると、枯れた枝葉(有機物)が土壌に混ざり、ふくよかな土壌ができあがる、ということです。
この農法を指導してくださった方によると、大豆の種を蒔く時は、以下のことを唱えながら、1カ所に種を3粒ずつ蒔くのが良いそうで、私たちもそれを実践して種をまきました。
1粒は、大地のために  (土壌に住む微生物たちの力を借りて土を良くする)
1粒は、動植物のために  (枝葉や実は動物や昆虫たちにも分け与える)
1粒は、人間のために   (収穫する豆は人間がいただく)

土壌改良を行う際は、人間だけが恩恵(収穫物)を得るのではなく、土壌に住む微生物や枝葉を食する動物、そして昆虫たちとも恩恵を分かち合いつつ、人間も少しだけ「収穫させていただく」という気持ちで行うことが大切、と教えられましたので、作業に携わった職員は、そういう気持ちで行いました。

今年(2025年)はこの畑に、じゃがいもの種芋を植えました。「メークイン」「男爵」「きたあかり」の3種です。

地域社会への貢献(清掃活動)

地域貢献活動の一環として、当道場では10年以上も前から、道場近くの天上山の山道の側溝の清掃を毎年定期的に行っています。(1年に10回程度)そのほか、台風や降雪があった後には、倒木した木や枝等の処理を行なったりしています。また、高齢で管理が行き届かなくなって困ってる方の所有地の草刈り等の整備等も定期的に行っております。
天上山の側溝清掃
側溝の清掃は土砂崩れ等、防災にもなり、空き地の草刈り等もまた、火災等を防ぐ事にもつながるため、富士河口湖町役場から感謝状を頂いたこともありました。
側溝清掃
この様に、地域の皆様のお役に立てることを道場の業務の一環として行っております。

門松作り

当道場では、日本のお正月を彩る代表的な飾りである「門松」を手作りして、生長の家国際本部、近隣の教化部(生長の家の拠点)、取引先、近所のお店などにお分けして喜ばれています。
道場前の門松
毎年11月に、当道場の職員と、調布市飛田給にある生長の家本部練成道場の職員の方で、信徒の方が管理している竹林に竹を取りに行きます。大きい竹の場合、直径30 cmのものもあり、1日かけて約20本を取ってきます。そのほか、近くの神社の竹林からもう少し細い竹を頂いてきます。

竹は生長が早く、すぐに伸びてしまうので竹を取りに行くことは生態系を整備することになりますので、竹林の持ち主の方からも喜ばれます。

そのほか、飾り付けにするための「杉の葉」を山に取りに行きます。杉の葉は、山中に落ちているものをその山を管理している方の許可を得ていただいてくるのですが、この作業も山を整備することになるので、喜ばれています。だいたい12月初旬にこの作業を行いますが、この時期の凜とした、美味しい空気を吸いながら、喧噪を離れた静かな山の中での作業は、心が洗われ、身体がリフレッシュする気がします。

12月に入ると本格的な門松作りが始まります。主な作業は、大きな竹を切って門松の土台、本体にする、竹を洗う、小さな竹を接合する、杉の葉を入れて剪定する、ということになります。

杉の葉を入れる作業は、近隣にお住まいの方が一緒に門松作りを体験する機会ともなり、自分の手で製作を行う楽しさを味わい、喜んでいただいています。もし、ご興味のある方は、道場までご一報ください。

太陽光発電装置

当道場の太陽光発電は、職員の家族寮の屋根の上に、2016年(平成28年)11月に設置されました。容量は45.8kwで、2024年の発電量は53,173kwhでした。

太陽光発電

ウッドボイラー

家族寮の暖房装置として、ウッドボイラーを利用しています。材木を焼却して発生する熱を利用して、それぞれのリビングルームは床暖仕様になっています。
ウッドチップボイラー
燃料となる材木は、近隣の住民から依頼を受けて間伐した樹木、知り合いから譲り受けた間伐材、また、建築材の破材などです。リサイクルを心がけ、出来るだけ化石燃料に頼らない生活を目指しています。
富士河口湖町の冬は寒く、朝晩は零下10度ぐらいまで下がることもありますが、この床暖房があるとそれ以外の暖房が不要なほど暖かく、寮に居住している職員の1人は、『化石燃料を使わず、自然の恵みによって「暖」を取ることができるのが嬉しく、厳しい冬も温かい気持ちで過ごせます』と感想を語っています。